こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。
鼓膜を振動させて内耳に音を届ける従来のイヤホンと違い、骨を振動させることで直接内耳に振動を伝えることで音を聞くことができる新感覚イヤホン。それが「骨伝導イヤホン」です。
で、今回はYoutuberやAmazonでの評価が高いAfterShokzの『Aeropex』 を3ヶ月使ってみて分かったことを書いていきます。
AfterShokz Aeropexはこんな人におすすめ
- 防音性能の低い賃貸住宅に住んでいる(スピーカーも従来のイヤホンも微妙…、という人)
- 耳穴を塞ぐのに抵抗がある(外耳炎を患っているなど)
- 歩きながら、自転車に乗りながら安全に音声コンテンツを聴きたい
- オープン型イヤホンとノイズキャンセリングイヤホンを兼ねた次世代イヤホンが欲しい
- 高水準の防塵・防水性能を求めている
- 手入れが楽なイヤホンを求めている
なぜ、このような人におすすめなのか?
AfterShokz Aeropex購入前に知って欲しいこと
AfterShokz Aeropexには2年保証が付いていますが、保証を受けるには保証書とレシートが必須です。
【保証書・レシート・箱】
この3点は大事に保管しておくことをおすすめします。
それではAfterShokz Aeropexのレビューをお楽しみくださいm(_ _)m
基本スペック
『防滴 IP67』とは、簡単に言うと
最高クラスの対塵性能と、真水に30分浸かっても耐えうる防水性能(条件あり)を兼ね備えているということです。
参考:防水規格|IPコードの一覧。IPX, IPX4, IPX5,IP67, IPX7, IPX8, IP68とは
外観
箱↓
同梱物↓
本体↓
振動部(音が出る部分)↓
フレキシブルに動くおかげで、装着感は良好です(*^^*)
シリコンカバーと本体↓
シリコンケースの内部↓
ドトールのSサイズアイスコーヒーと同じくらいの高さ
マグネット式充電ケーブル↓
ここは賛否が分かれるポイントだと思います。
たしかに所持ケーブルをType-Cに統一できなくなるのはデメリットと言えます。
しかしこのケーブル、そのデメリットを補って余るほどに使いやすいです。
また、バッテリーの持続時間が長いので、外出時にケーブルを持ち運ぶ必要もありません。(あくまで私の場合)
独自ケーブルを採用したのは「ナイス判断」だと感じています。
マイク穴↓
耳栓↓
いまいちピンとこないかもしれませんが、これ、めちゃくちゃ便利です!
バッテリーの持ちに関して
スペック表を確認すると
『AfterShokz Aeropex』の連続再生時間は8時間
とあります。
音質に関して
クリアで疲れない音質
ドンシャリ感がなくて、あっさりとした心地よい聴き心地です。
とにかく長時間聞いていても疲れません。
反面、音の迫力や繊細さには欠けます。
以下のようなニーズをお持ちの方には物足りないかもしれません。
メリット
長時間装着しても疲れない
イヤホンやヘッドホンを長時間装着しているときの疲労感ってありますよね?
Aeropexは、あの疲労感が圧倒的に少ないと感じます。
マルチポイントモード搭載で便利
マルチポイントモードとは、2台のデバイスに同時接続できるシステムのことです。
これによりパソコンのBluetoothをOFFにしなくても、スマホにペアリングすることができます。
耳を塞がない割に没入感がある
没入感がある、というと言い過ぎかもしれませんが、予想していたのよりはるかにコンテンツの世界に浸ることができます。
うるさいところでの通話も問題なし
野外でUberEatsのサポートセンターと通話しましたが、クリアで聞き取りやすい音質でした。
こちらの音声も異常なく伝わっているようでしたね。
また、周囲がうるさい場合は手で耳を塞ぐことで環境音をカットしながら、相手の声をクリアに聞き取ることができます。
ちなみに、強風時は風切音がマイクに入ってしまう関係上、通話は厳しいです。(´・ω・)
ノイズキャンセリングイヤホンとしても使える
ここが個人的にめちゃくちゃ高評価なポイント!
付属の耳栓を併用することで、強力な環境雑音カット機能のついたノイズキャンセリングイヤホンとして利用することができちゃうんです。
って思いますよね?
しかし、ここが骨伝導イヤホンの面白いところ。
むしろ耳を塞いだ方が、音楽が大音量で聞けるのです。
しかも、耳を塞ぐわけだから、もちろん周囲の雑音はほとんど聞こえなくなります。
赤ん坊が泣き叫ぼうが、パリピが「うえぇ〜〜い!!!」しようが、カフェで隣の席の客が大声でZOOM会議しようが問題なし。ノンストレスです。
まさに明鏡止水…。
実際、カフェでのPC作業に没頭できます。
周囲の音を遮断しない(外出時でも安全)
外出中にヘッドホンやノイズキャンセリングイヤホンを装着していると周囲の音が聞こえず危険ですよね。
Aeropexなら耳を塞がないので、歩きながらや自転車の走行中に使っても安全性が高く、安心できます。
前後逆に装着すればゴロ寝しながら使える
後頭部の部分のケーブルが枕に干渉するので、普通に装着しながらのゴロ寝は難しいですが、ケーブルを前側にする、つまり前後逆にして装着すれば、ごろ寝しながらの使用も可能です。
♢リラックス作業に最適なビーズソファ♢
またはケーブル部分を額に当てるように装着しても安定します。横向きに寝ても意外とズレません。
音漏れの心配は不要
骨伝導イヤホンは音漏れがする、というのを聞いたことがありませんか?
満員電車での利用でも問題ないレベルです。(知人の顔から50cmくらいの距離まで近づいても、聞いていたラジオ音声が漏れ聞こえない)
静まり返った図書館などで最大音量にするとかだと、さすがに周囲に音が聞こえてしまうでしょうけど。
耳垢汚れが気にならない
普通のイヤホンにはステム(ノズルとも)という突起があって、先端はメッシュ状の穴になっていますよね?
この穴に耳垢が詰まったりするんですよね…(;^ω^)
しかしAeropexには、このような穴はありません。
風呂上がりに便利
でも、耳が湿った状態でヘッドホンや通常のイヤホンを付けるのはちょっと嫌かも…
デメリット
個人的にイチオシなAeropexですが、当然デメリットも存在します。
ビープ音が喧しい
ネット上でも酷評されている点がこちら。
ビープ音とは、Aeropexのボタンを押すと発せられる音です。
問題は、ビープ音は音量調整ができない仕様(音量が一定)になっているという点です。OFFにもできません。
個人的には、耳栓なしの時は特に問題があるとは感じませんが、問題は耳栓使用時(ノイズキャンセリング仕様)です。
なぜ、この問題を放置したままリリースしてしまったのか?と疑問視せざるを得ません。
耳栓を使うことでノイズキャンセリングイヤホンとして使えるのもAeropexの素晴らしい点ですが、このビープ音の仕様のせいで、台無しですよ。
私のビープ音対策
Aeropex側で操作をするからビープ音が発生して不快なのです。
マルチポイントモードに欠陥がある
めちゃくちゃ便利なマルチポイントモードなんですが、実は、Aeropexのマルチポイントモードには欠陥がありまして…(私だけ?)
それは、マルチポイントの最大の売りであるはずの「アプリやブラウザの音楽再生ボタンを押すだけで、自動で音声出力デバイスを切り替えてくれる」という機能が正常に機能しないことが多々ある、という点です。(2台目として繋いだiPhoneが無音になる、など)
これは私の手持ちデバイスの環境による独自の不具合が発生しているだけかもしれませんね。
ちなみに私の環境は
- PC:MacBook Air M1プロセッサ(macOS:Big Sur11.5.1)
- スマホ:iPhone12 ProMax(iOS:15.0.1)
です。
接続を安定させるには、不要な端末のBluetoothをOFFにするしかありません。
複数端末にAeropexを登録すると接続が不安定になりがちなので、私はiPhone1台にのみAeropexを登録しています。
フード付き衣類などにケーブルが干渉してしまう
後頭部のケーブルがパーカーのフードに干渉します。
ふと頭を動かした時にケーブルを伝って耳に圧が加わるので、慣れるうちは結構不快感が強いです。
マフラーなどの防寒具を使う冬シーズンには不向きかもしれません。
大音量で音楽を聴くのには向いていない
大音量にすると、こめかみの辺りが振動でブルブルとくすぐったくなります。
私は1ヶ月ほど使用した段階でブルブルに慣れました。人間の適応力ってすごいですね。
食事中に聴きにくくなる
大きく顔の筋肉を動かす動作(あくび・咀嚼など)をすると音声が内耳に伝わりにくくなります。
動画アップロードの音声チェックには適していない
私は、動画をYoutubeにアップロードする前に音声の編集を行っています。
マイク音声とBGMのバランス・Youtube向けのラウドネス調整・環境ノイズ・リップノイズの除去などが主な作業ですね。
しかし、Aeropexの音質では、僅かな環境ノイズやリップノイズを聞き取るのが難しく、音声編集作業の使用には向かないと感じました。
まぁ、音声編集したかったらモニターヘッドホン使えって話ですよね。
♢私が使っているモニターヘッドホンはこちら♢
外出時は有線もBluetooth両対応のヘッドホン↓使っちゃってますけどね。
3ヶ月で調子が悪くなった
たった3ヶ月の命でした。
再起動しても無駄。初期化しても無駄。接続端末を変更しても無駄。
とあるブロガーの方は「半年で2度壊れた」ということを書いていらっしゃいました。短命なのは私だけではないようです。
とはいえ落胆する必要はありません。
交換しに購入店へ持っていった話はこちら↓
※保証を受けるために、保証書と購入時のレシートは絶対に無くさないようにしましょう。(できれば箱も捨てずに保管が鉄則)
まとめ
Aeropexについて書いてきたことを最後にまとめます。
一言で言うと、使用感は抜群です!
- 防音性能の低い賃貸住宅に住んでいる(スピーカーも従来のイヤホンも微妙…、という人)
- 耳穴を塞ぐのに抵抗がある(外耳炎を患っているなど)
- 歩きながら、自転車に乗りながら安全に音声コンテンツを聴きたい
- オープン型イヤホンとノイズキャンセリングイヤホンを兼ねた次世代イヤホンが欲しい
- 高水準の防塵・防水性能を求めている
- 手入れが楽なイヤホンを求めている
また、2年保証を受けるための用意はしておくべきです。
それでは良きイヤホンライフを〜( ˆoˆ )/
クレカ登録不要&簡単手続きで最大2.5%のポイント還元!30日無料のプライム会員登録で還元率アップ。