骨伝導イヤホンboco earsopen PEACE TW-1を3ヶ月使ってみた(部屋使いに最適)

こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。

 

鼓膜を振動させて内耳に音を届ける従来のイヤホンと違い、骨を振動させることで直接内耳に振動を伝えることで音を聞くことができる新感覚イヤホン。それが「骨伝導イヤホン」です。

 

イヤホンは骨伝導一択ってくらい、最近のお気に入りです。

 

boco earsopen PEACE TW-1をAmazonで見る

 

今回は「骨伝導イヤホン:「boco earsopen PEACE TW-1」を3ヶ月使ってみた感想を書いていきます。

Sponsored Link

まずは結論から

主なメリット

メリット
  • 耳を塞がないので耳穴が蒸れない(外耳炎対策になる)
  • 外音を遮断しないので、外での装着も安全
  • 外さずに目の前の人と会話が可能
  • 耳掛けヘッドホンより音漏れは少ない(知人の顔から50cmくらいの距離まで近づいても、聞いていたラジオ音声が漏れ聞こえないとのこと)
  • 耳や頭部への圧迫感・疲労感がない
  • 寝転がっても使える
  • 防水性能が非常に高い(IPX7)

 

IPX7は「水深1mに30分浸しても耐えられる」レベル。もはや「やり過ぎ」ですねw

 

主なデメリット

デメリット
  • イヤホンとしては大きめ
  • レスポンスが遅い
  • カナル型イヤホンに比べると音質・没入感は劣る
  • 高架下などの騒がしい場所だと、音が全く聞こえなくなる(通話も厳しい)
  • 装着がめんどくさい
  • 締め付けが強いので、長時間の装着すると耳の軟骨(挟み込んでいる部分)が痛くなる
  • マスク脱着時に絡まる
  • マルチポイント機能がない
  • 騒々しいところでの通話は厳しい
  • アーチ部分が壊れやすい

 

音質や没入感を求める場合、素直にヘッドホン使った方が良いかもですね。

私が使っているワイヤレスヘッドホン

 

ぶっちゃけ、同じ骨伝導イヤホンならAfterShokz Aeropexの方が使い勝手は良いと感じました。

 

こんな人におすすめ

こんな人におすすめ
  • 移動中に音声コンテンツを楽しみたい

  • 没入感・音質はそこまでこだわらない

  • カナル型イヤホンやヘッドホンを装着し続けると疲れる

  • 外耳炎を患っており、通常のイヤホンは付けられない
  • 外の音を聞きながら音楽や音声学習がしたい
  • 耳掛けイヤホンの音漏れや使い勝手が気になる、代替品を探している

 

基本スペック

品番 PEACE TW-1
サイズ(本体) 32mm×27mm×30mm
サイズ(クレードル) 70mm×43mm×36mm
充電時間(本体) 約1.5時間
充電時間(クレードル) 約2.0時間
連続使用時間 約5時間(当社測定規程)
給電規格 USB Type-C
カラー(本体・クレードル) ブラック/ホワイト
重量(本体) 約18g(片耳約9g)
重量(クレードル) 約43g
骨伝導デバイス周波数特性 4Hz〜40,000Hz
Bluetooth® Version Ver 5.0

出典:TECHNOLOGY(テクノロジー) | earsopen - 耳をふさがずに音を楽しむ骨伝導式イヤホン | boco - すべての「人」と「音」がもっと良い関係に | 骨伝導デバイスメーカー

 

補足:防水性能はIPX7。これは水深1mに30分浸しても耐えられるくらいのレベルですので、日常のアクシデントで浸水することはないと言えます。

 

外観

外箱

箱の中身(本体・説明書・Type-Cケーブル)

 

右側(背)

右側(腹)

 

ちなみに、こんな感じで装着↓

 

左右にそれぞれ操作ボタンが2つずつあります。

4つのボタンに加え、クリック数や長押し時間の変化による多様な操作が可能となっています。

操作方法はこちら

 

本体充電はケースに入れると自動で行われます。(ついでに電源も自動OFF)

ケース内蔵バッテリーから本体へ充電中

ケース充電はType-C端子で行う

逆に、ケースから取り出すと自動で電源オンになります。(手動でON/OFFする場合は本体外側ボタンを2秒長押し)

 

他のカナル型イヤホンと比べるとケースは大きめですね。

左:AirPodsPro 中央:Soundcore Liberty Air 2 Pro

PEACE TW-1の圧倒的存在感…

AirPodsPro

Anker Soundcore Liberty Air 2 Pro

 

音質に関して

意外と音に迫力がある

シャリシャリとした軽いサウンドではない聞き応えのある音、という印象です。(とはいえ、カナル型イヤホンやヘッドホンに比べると迫力には劣りますが…)

個人的には、そこそこ音楽を楽しむことができるレベルの音質だと感じています。

 

バッテリーの持ちに関して

スペック表を確認すると

『PEACE TW-1』の連続再生時間は5時間

とあります。

 

しかし、関してはクレードルのバッテリー容量が表記されておらず不透明です。(充電時間2時間としか書いていない…)

 

片耳で使用したり、クレードルに収納することでさらなる長時間利用を実現できるでしょう。

 

ちなみに、私は外出中にバッテリー切れになったことはありません。

 

メリット

圧迫感・疲労感がない

ヘッドホンは頭部を締め付けてしまい、通常のイヤホンは耳穴を塞いでしまいますよね。

PEACE TW-1は両者の不快感・圧迫感・疲労感などは感じません。

 

周囲の音を遮断しない(外出時でも安全)

耳を塞いでしまうヘッドホンやノイズキャンセリングイヤホンを外出中に装着していると周囲の音が聞こえないので危険ですよね。

自転車の接近に気づかず、こんなことも起こりうる

 

PEACE TW-1なら耳を塞がないので、歩きながらや自転車の走行中に使っても安全性が高く、安心できます。

 

移動時間を使った情報収集に最適ですね。

 

片側だけでも聞くことができる

両耳に装着するのめんどいわ〜

という人でも問題ありません。

 

音漏れは少ない

骨伝導イヤホンは音漏れがする、というのを聞いたことがありませんか?

PEACE TW-1に関しては、音漏れによる周囲への迷惑はほぼ無いと言えます。

満員電車での利用でも問題ないレベルです。

 

知人の顔から50cmくらいの距離まで近づきましたが、聞いていたラジオ音声が漏れ聞こえないとのことでした。

(※最大音量時はさすがに音漏れしますが)

 

耳垢が穴に詰まらない

普通のイヤホンにはステム(ノズルとも)という突起があって、先端はメッシュ状の穴になっていますよね?

ステム(赤丸部分)

この穴に耳垢が詰まったりするんですよね…(;^ω^)

 

しかしPEACE TW-1には、このような穴はありません。

だから手入れが楽、清潔なんです!

 

風呂上がりにも快適に使える

風呂上がりにも音声コンテンツを楽しみたい。
でも、耳が湿った状態でヘッドホンや通常のイヤホンを付けるのはちょっと嫌かも…

PEACE TW-1なら、耳穴がフリーなので不快感がありませんよ。(*^^*)

 

寝転がっても使える骨伝導イヤホン

左右一体型タイプの骨伝導イヤホンではないので、ケーブルが邪魔にならず快適です。

部屋使いに向いている骨伝導イヤホンと言えます。

 

デメリット

装着がめんどくさい

通常のイヤホンなら耳穴に「サッ」と取り付けられますが、PEACE TW-1は耳甲介を挟み込むように取り付けなければなりません。

 

 

ベストポジションを決めるのに苦労しますw

 

レスポンスが遅い

ボタンをクリックしてから反応するまで0.2~0.3秒のラグがあります。

これは致命的な点ではないでしょうか…(;^ω^)

 

締め付けが強く、長時間の使用は厳しい

付けっぱなしにしていると耳の軟骨が痛くなってきます。

慣れないうちは1時間付けていると辛くなってきますので、長時間の連続使用には向かないと感じました。

 

私は慣れれば平気になりましたが、ここは個人差が大きいところだと思います。

 

電源ONの音が不快

「プー」という周波数が高めの不快な起動音がする

しかも音量が無駄に大きいんですよね(;^ω^)

 

マルチポイント機能がない

マルチポイントとは2台同時接続できる機能のことです。

補足

マルチポイントと勘違いしやすい用語にマルチペアリングというものがあります。

マルチペアリングは複数の端末に接続した記憶をする機能のことです。この機能により、2回目以降はスムーズなペアリングが可能となるわけですね。マルチペアリング=同時接続可能(マルチポイント)」ではない点に注意しましょう。

あー、紛らわしい…(;^ω^)

 

マルチポイント機能付きイヤホンは、PCで音楽を聴いている最中にiPhoneに着信があった場合などに、自動でiPhone側の音声に切り替えてくれます。

これが超絶便利なんです。

 

しかし、PEACE TW-1にはマルチポイント機能がありません

 

個人的にマルチポイントがないことによる最大の弊害は、意図した端末に繋がらなくてイライラすることが日常的に発生する、という点です。

 

私の場合、以下のような不具合が頻繁に起こります。

PEACE TW-1とiPhoneをペアリングしたい

PEACE TW-1をONにする

バッグ内のMacBook(スリープ状態)に接続されてしまう

MacBookをバッグから取り出してblueoothをOFFにする

MacBookを再びバッグにしまう

iPhoneでペアリング操作を行なう

ようやくiPhoneとペアリング完了(´・ω・`)

上記不具合の対策として最も有効と思われるのが、「PEACE TW-1を登録するのはメイン端末1台だけ」と決めることです。

 

私はメインで使ってるiPhone以外、PEACE TW-1を登録しないことにしました。
こうすれば、意図せず他の端末に繋がることは100%ありませんから。

 

というわけで、マルチポイントはマイナーな機能ですが、使い勝手の良し悪しに大きく関わる機能なのでめちゃくちゃ重要なんです。

 

マスク脱着時に絡まる

油断すると、こんな感じ↓にこんがらがります。

それぞれの脱着手順を決めておくと良いです。

 

アーチ部分が壊れやすい

ヒビが発生

ある日装着しようとしたら「パキッ」とアーチの内側にヒビが入りました。
けど、使用には問題なし。むしろ締め付けが弱くなった分、快適かもw

 

通話について

静かな場所では問題なく会話はできるのですが、騒々しい場所(大通りや駅)だと相手の声を聞き取るのが困難になります。

 

一応、骨伝導イヤホンの性質上※、耳を塞ぐことで騒音の対処はできますが、PEACE TW-1の場合端末の装着場所が災いして耳を塞ぐことが難しいです。

つまり、騒々しいところでの通話は厳しいってことです。

 

補足

骨伝導イヤホンは耳を塞ぐことで外の音のみ遮断し、電話相手の音声をクリアに聴き取ることができます。(これは通常のイヤホンにはない強み)

 

PEACE TW-1の保証について

保証期間は1年とのことですが、BOCOのホームページには保証内容の詳細な説明がありません。

 

ちなみに『よくある問い合わせ』ページには故障時の問い合わせ先として電話番号が記載されていますが、電話での問い合わせは受け付けていないようです。

出典:TECHNOLOGY(テクノロジー) | earsopen - 耳をふさがずに音を楽しむ骨伝導式イヤホン | boco - すべての「人」と「音」がもっと良い関係に | 骨伝導デバイスメーカー

 

電話したら「お問い合わせフォームからお願いしますm(_ _)m」って言われました。

 

修理や質問は『お問い合わせフォーム』から行いましょう。

CONTACT(お問い合わせ) | boco - すべての「人」と「音」がもっと良い関係に | 骨伝導デバイスメーカー

 

ちなみに、BOCOのAmazonストアには保証のことが書いてないんですよね…
PEACE TW-1(Amazon)

 

保証について問い合わせてみた

「ブリッジ部分にヒビが入ってしまったので、修理して欲しい」という旨のメッセージを『お問い合わせフォーム』経由で送信しました。

ヒビが発生

 

すると数日後、メールが届きました。

 

メールの内容によると、無償修理or交換に必要なもの&手続きは以下の通りです。

 

ステップ①:返信メールを送る

  • ご購入時のレシート又は納品書(購入日時と店舗名が分かるもの)、オンラインショップで購入の場合は、注文履歴がわかるメールのコピー等を添付
  • 普段の使用環境について(週に〇回、〇時間、通勤時に使用等)、故障の原因として思い当たることがあれば書く

以上の情報を記載&添付してメール返信します。

 

ステップ②:実物を郵送する

以下のものを同封し、着払いにて送付して欲しいとのことです。

  • 左右イヤホン本体
  • クレードル
  • 不具合の状況のメモ
  • 返送先の名前・住所・電話番号のメモ

宛先はメール本文に書いてあります。(トラブルの原因となるので、ここでは宛先は書きません)

 

ちなみに

通常使用での故障は、保証期間内でございましたら、無償で修理又は交換させていただきます。(原文ママ)

とのこと。

 

メーカー側が「通常使用での故障」と認めない場合は有償修理or交換になるってことですな。

 

まとめ

PEACE TW-1のレビューやリサーチしたことを最後に振り返ります。

 

メリット
  • 耳を塞がないので耳穴が蒸れない(外耳炎対策になる)
  • 外音を遮断しないので、外での装着も安全
  • 外さずに目の前の人と会話が可能
  • 耳掛けヘッドホンより音漏れは少ない(知人の顔から50cmくらいの距離まで近づいても、聞いていたラジオ音声が漏れ聞こえないとのこと)
  • 耳や頭部への圧迫感・疲労感がない
  • 寝転がっても使える
  • 防水性能が非常に高い(IPX7)
デメリット
  • イヤホンとしては大きめ
  • レスポンスが遅い
  • カナル型イヤホンに比べると音質・没入感は劣る
  • 高架下などの騒がしい場所だと、音が全く聞こえなくなる(通話も厳しい)
  • 装着がめんどくさい
  • 締め付けが強いので、長時間の装着すると耳の軟骨(挟み込んでいる部分)が痛くなる
  • マスク脱着時に絡まる
  • マルチポイント機能がない
  • 騒々しいところでの通話は厳しい
  • アーチ部分が壊れやすい
こんな人におすすめ
  • 移動中に音声コンテンツを楽しみたい
  • 没入感・音質はそこまでこだわらない
  • カナル型イヤホンやヘッドホンを装着し続けると疲れる
  • 外耳炎を患っており、通常のイヤホンは付けられない
  • 外の音を聞きながら音楽や音声学習がしたい
  • 耳掛けイヤホンの音漏れや使い勝手が気になる、代替品を探している

 

バッテリーに関しては、私は外出中にバッテリー切れになったことはなく、必要十分と感じています。

 

保証期間は1年。

ネット通販でも実店舗での購入でも、条件を満たせば無償修理or交換可能とのことです。(しかも着払い)

 

それでは良きガジェットライフを〜( ˆoˆ )/

AIによる文字起こしもできる次世代ワイヤレスイヤホン【Du Smart Buds】

Twitterでフォローしよう

おすすめの記事