こんにちは、おつまみ(@otsumami082)です。
ヒロシキャンプを観て、火打ち石と火打ち金を使った原始的な火起こしに憧れた人は少なくないのではないでしょうか?
しかし、火打ち石から発する火花はメタルマッチの火花に比べると温度が低く、適した火口※1を用意しないと着火は難しいのが実情。
そこで今回は、火打ち石での着火に適した火口であるチャーティッシュ(チャークロスの類似品)※2を自作する方法を紹介していきます。
補足
火花を着火させるための燃えやすい燃料(素材)のこと※2【チャーティッシュとは】
ティッシュを炭化させて火の付きを良くしたもの
用意するもの
- アルミ缶(蓋付きコーヒーボトルタイプ)
- ティッシュ
- 焚き火(熱源)
- ナイフ(穴あけ用)
![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_4700.png)
アルミコーヒー缶とティッシュ
今回はアルミ缶を使いますが、実はスチール缶を用意したほうが成功確率はぐんと上がります。
理由は、アルミニウムの融点は660℃と低く、火力調整をしくじると燃えて(溶ける)しまうからです。(ちなみにスチールの融点は1500℃ほど。合金の成分比率などにより変動あり)
実際、私はSOTOのMUKAストーブでアルミ缶をガンガンに熱したら見事に穴が空いてしまい、ティッシュが炎上してしまいました(;^ω^)
スチール缶製の蓋付きの灰皿などを100均で購入するのがコスパが良くおすすめです。
チャーティッシュの作り方(手順)
ナイフで蓋に穴を開けていきます。これが排煙用の穴となります。
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![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_4704.png)
ポケットティッシュをアルミ缶の中に放り込みます。
蓋をして焚き火にかけます。火が直に当たらないくらいの遠火でおよそ30分掛けてじっくり加熱していきます。(火力が強すぎるとアルミ缶に穴が空くので注意)
1〜2分くらいで煙が発生します。
しかし、ここからが長い…
炭の輻射熱でじっくりじっくり加熱…
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ついでにお湯も沸かしています
加熱開始から約30分後、煙が出なくなってきたのでアルミ缶を取り出しました。
![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_4726.png)
火から缶を離し数分間、冷まします
![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/IMG_4738.png)
缶の中身。状態が分からない(;^ω^)
缶をナイフで切り開いて中身を確認していきます。
ちゃんと出来上がっていますね(*^^*)
チャーティッシュを着火してみた
火打ち石と火打ち金を用意します。
ちぎったチャーティッシュを火打ち石の上に乗せて親指でホールド。
火打ち石と火打ち金の両者を素早く「カチャッ!」と打ち付け、チャーティッシュに火花を飛ばします。
僅かな火花でも当たればOK。火種の完成です。
![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/スクリーンショット-2020-11-10-11.32-1.png)
じわじわと燃えるチャーティッシュ
![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/スクリーンショット-2020-11-10-11.35-1.png)
ほぐした麻ひもにチャーティッシュを放り込む
![](https://www.rakugochunen.com/wp-content/uploads/2020/11/スクリーンショット-2020-11-16-18.02.png)
手のひらで保温しながら息を吹き込む
発火!
実際のキャンプ場では、組んだ小枝や薪に放り込みます。
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チャーティッシュを保管&運搬する
チャーティッシュは崩れやすいのでビニール袋にくるんで硬い容器に入れておくと良いでしょう。
私は『UCOストームプルーフマッチ』のコンテナ内に収納しています。
これでいつでも気分はヒロシキャンプ!
それでは良き焚き火ライフを〜(*^^*)
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